秋田では冬の雷鳴が轟くころになると、古くからハタハタ接岸の合図といわれてきました。
ハタハタを表す漢字には二通りあり、魚へんに神と雷です。
この時期、産卵のため沿岸に群れをなして打ち寄せる「神様の贈り物」がハタハタである。
ハタハタを鍋に入れて漁醤(しょっつる)で味わう・。身は淡白で、軽く箸を当てるだけ
で身がほぐれ「ぶりこ」や「しらこ」をお腹に、キラキラと輝く「海の幸」は優しいしょっ
つるの香りが 鼻に抜ける・・。特にハタハタが抱いてる卵(ぶりこ)がプチプチと口の
なかではじける・・。箸ですくうと山芋やオクラのように糸を引いている。
このネバネバと糸の引くハタハタは地元でなければ食べられない。
今が旬!まさに「秋田名物」 逸品なのである・・。