2014年3月7日金曜日

     今 未来の栄枯盛衰を・・

   ソチ オリンピックに沸いた2月の日々 若きアスリート達の活躍に心が躍った。
   しかし結果がすべて数値化されるスポーツの過酷さも感じてしまう。
   何年にもわたり ストイックな競技生活を続け オリンピックで思うような結果出せ
   なかったとしても数値やデータに回収されない、テレビ画面などでは見る事のでき
   ないものにこそ目を向け人間として大きく成長できると あらためて意識させられ
   るひとときでもあった。
          
  秋田ではこれまで2~3年、お彼岸頃まで春の足音もない過去があったが、今年は
  2月末で降雪がピタリと止み 「これぞ小春日和」という日があったりしますが・・
  県南部はやはりまだまだ雪は多い。

  月が変わり「弥生3月」・・
  あの3.11東日本大震災をめぐる追悼の季節 4年目・・また 過去を振り返る時期
  を迎え、あらためて大きな疑問が湧き起こる。

  作家「野坂昭如氏」は新聞のコラムで以下のように述べている。
  かつて日本は世界に冠たる資源小国だと原子力に飛びついた。
  その背後には「政治」の力が絡んでいた。むやみにエネルギー危機を言い、資源の
  ない国の宝、経済の発展に欠かせないものだと煽った。
  3年前の東日本大震災は日本に大惨禍をもたらした。
  便利な暮らしをそのまま続けるにはどうしたらいいのか。新しい思想で新しい技術を
  生み出し、遠い未来につなげるいいチャンスなのに、体質はついぞ変えられず人々
  の関心は景気や経済にあり、政治にかかわる者たちは自己保身ばかり・・
 
  人々はなぜ「福島」で起きた原発事故の悪夢から何一つ学んでいないのか?
  「絶対」と信じてきた事柄が、足元から揺らいでるという事に・・。
 
  当たり前だと思い込んできた日常がいかに脆く、いかに危険と隣り合わせであるか、
  よく判った。
  価値観が揺らぎ、常識が消え、本来の人間としての自覚を取り戻したと思ったはず
  ではあった。

  私たちは今 未来の栄枯盛衰をもっとよく考えてみた方がいい。

 
               

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