2020年5月12日火曜日

-コロナウィルスと文明 -

          グローバル化した現代社会・・2月頃から猛威を極めている新型コロナウイルス禍も
   日本では5月に入ってから、感染者数が少しずつ減ってきたようです。
 4月に生物学者「福岡伸一」ハカセと「阿川佐和子」氏のウィルス対談記事や、人間を
 社会生活を孤立させてしまう脅威についてジブンの思いも記しました。
 その後TVを始め ネットで新聞でウイルスの専門家・医師・政治家・コメンテーター
 等々・議論 評論は今日まで毎日メデアを通して報道されておりますが、このあとの
 ジブン生き方や社会生活作りのよりどころになりそうなものは見当たりません。しかし
 今月になって、新聞で若い「哲学者 斎藤幸平」氏の論評 ”人名か、経済か?新型ウィ
 ルスが突きつけるジレンマ” に大変感銘を受けることになりました。
 

「これまで緊急事態法案を強引に成立させるなどしてきた安倍政権が、真の危機の瞬間に、
 対応の先延ばしを繰り返すのは滑稽でさえある。危機の瞬間に、政府が金銭給付を嫌が
 って、国民を救おうとしないというのは、端的に恐ろしい。」
「つまり、非常事態に噴出した医療崩壊や貧困といった社会問題は、非常事態だから発生
  したのではなく、日常では不可視化されていた矛盾や不平等が可視化されたに過ぎない。
  だが、ここには新しい社会を作り出す好機がある。日常の秩序が崩れる中で、今まで普
   通だと受け入れてきたことの不合理さに多くの人が気がつくからだ。」

  我々は世界的コロナ禍の前にも経済成長を優先した深刻な”気候変動”という危機
      に直面していた。危機を防ぐための、持続可能な大規模投資経済に移行しなけれ
      ばなりません。自分の国さえよければいいというナショナリズム的発想は愚かで、
      人間は自然を完全に支配しようとする試みは傲慢だと教えてくれる。新型コロナ
       ウイルス禍は、気候危機の時代に向けて、人類の連帯と自然との共生のための
       教訓を与えてくれているのだと考えるべきである。




         ライラックの花が咲き始めました。❃
            



  今時期は例年里山に入り 植物採取を楽しんでいます。(山菜採りです。) (^^;)
              
                               山菜採り・こちらは「あいこ」(ミヤマイラクサ)です。 
               
       秋田では山桜の咲く頃 ワラビなどと共に人気の山菜。
            くせもなく お浸し~汁の実等々、好んで食される。




        山菜採り・こちらは「しどけ」(モミジガサ)です。

       山菜の王様と呼ばれ 独特の香りがたまらない。お浸しが一番!
            


 
  先月にオーダーいただいたワイン色 「革聖書カバー」です。
 
     油絵 「高原の春」をバックにしました。